『永遠の天』〜嗚呼、わが青春の日々!?〜
ニューヨークで監督技術を学んだという若い女性監督の初長編作品で、1980年代半ば〜現在までの発展著しい中国を舞台に少女の成長を追うラブ・ストーリー。ぶっちゃけ、「朝の連続テレビ小説in中国・総集編」とでもタイトルをつけたいテレビドラマのような作り。早々に賞獲りには絡んでこないな〜とは思ったのですが、中国映画界にも新しいスタイルを持った監督さんがどんどん誕生しているのだと思うと今後が楽しみです。

◎2009 Dreams of Dragon Picture
個人的な回想になりますが、ぱんだが中国語を勉強し、後に留学までしてしまったのは映画『さらば、わが愛〜覇王別姫〜』が印象的だったせいもあるのです。『永遠の天』の冒頭シーンは、ラジオからレスリー・チャンの歌声が流れ、続いて「レスリーは新作映画『覇王別姫』で京劇俳優の役を撮り終えたところです」というアナウンサーの音声をBGMに始まります。
冒頭では子どもたっだヒロインが成長する過程で、スクリーンには北京五輪招致成功に沸く北京、レスリー・チャンの死去、SARS蔓延の混乱といった近年の中国社会の様子が次々と映し出されていきます。実際、20代の最も血気盛ん(?)な時期に北京でそれらの「事件」を目の当たりにしながら過ごしていたぱんだにとって、この映画は私の「中国史」を丸々カバーし、懐かしい思い出をめいっぱい噴出させてくれる一本でした。なんせSARS流行真っ盛りの時期に、よりによって北京で「就活」してましたから。どこの会社がそんな時に求人出すねん!って話ですよね。今となってはいい思い出です。
映画館を出たあとは、留学時代から10年来の付き合いになる友人とローストチキンやピザ片手にビールを一杯。話題はこれまでの10年、現在の私たち、そしてこれからへ思いを馳せる内容となりました。もちろん、『永遠の天』の話題もスペシャルな“おつまみ”として登場。こうしてぱんだ的東京国際映画祭の1週間は、美味しいビールと旨い食事、懐旧の念とともに幕を閉じました。

余談ですが、六本木ヒルズの近くにある「アウグスビアクラブ」(http://www.augustbeerclub.jp/)はとってもおススメ!工場直送というビールはもちろん、お料理も美味しい。映画を見たあとの食事とおしゃべりにぴったりのお店です。
Comment
2009.10.28 Wed 01:17 |
『さらば、わが愛〜覇王別姫〜』が、
ぱんださんを中国に向かわせたんですね。
9月の連休に、金沢映画祭に行きそびれて
自宅でひとり映画祭をひらき、
オープニング作品としてこの映画を観ました。(笑)
美しい、つらい、美しい、つらいの繰り返し・・・
いまだに、あの歌声と、
レスリー・チャンの美しさがよみがえってきます。
中国の長い歴史は、高校の世界史で
細々とやりましたが、近代史になると、
さらっと触れる程度でした。
文化大革命も、教科書では数行程度の
説明だったと思うのですが、
この映画を観て、どんな革命だったのか、
ちゃんと知っておきたいと思いました。
チャン・イーモウ監督の『活きる』でも
その頃が描かれているようなので、観たいと思っています。
映画では、歴史がありのままに描かれているとは
限らないと思いますが、
興味を持ったり、知るきっかけになりますね。
しかし中国に行って、
就活までおこなった、
ぱんださんの行動力はすごすぎる!
- #-
- 天然お小姓エステティシャン かおりん
- URL
2009.10.28 Wed 22:18 |
高校生の時はな〜んにも考えてなかったので、なんとなく『さらば、わが愛』とか当時流行っていたウォン・カーワイ作品の影響で、中国語を始めちゃった気がします。
中国は近・現代史、面白いですよ〜。事実は小説より奇なり、です。その辺をあつかった映画はいっぱいあるので、映画をとっかかりにぜひ覗いてみてください。
『映画でみる世界史』シリーズとかあったら売れると思いません?
- #-
- ぱんだ
- URL
2009.10.29 Thu 10:26 |
映画で見る世界史、何冊か出てます。
たいてい大学か高校の先生が書いていますね。
なので映画の解説より歴史的事実より。
資料にはなりますが、あまり面白くはない、と思うなぁ。
売れてんでしょうか。
でもね、けっこうこういう映画好きな先生が生徒に授業にかこつけて映画を見せてたりしまして、それがきっかけで映画が好きになった、という生徒に時々であいます。
ということは、ま、よきかなよきかな。
- #-
- ゆま
- URL
2009.10.29 Thu 20:37 |
ぱんださん、こんにちは!
実は私も中国語科の大学に入ったのですが、
きっかけはぱんださんと全く同じ、『さらば〜』なんです!
なんだか嬉しいです♪
高校1年のときの大晦日にTVで放映していて、
それから人生が映画&中国に回りだしました。
『永遠の天』を観ましたが、主人公たちと同じ年代を
過ごしてきたということもそうですし、こんなところで
レスリーに会えるなんて・・・と感慨深くなってしまいました。
- #5/nzuvWo
- Hokko
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- Edit
2009.10.30 Fri 12:51 |
『永遠の天』は、監督がレスリーの大ファンだったみたいですね。Q&Aで、「レスリーはアジア人(というか華人)にとって、西洋人にとってのマイケル・ジャクソンのような存在」って言ってましたね。う〜ん、そうか〜って思ってちゃいました。レスリー・ファンにはたまらない映画でしたね。
ゆま先生、“映画より”の世界史シリーズ、一冊、いかがですか?!事件ごとにそれが題材になった作品をまとめて紹介!とか。私も“あんまり面白くない”映画でみる世界史本は1〜2冊持ってるので、面白いのを将来お願いします!
- #-
- ぱんだ
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